ミネラルバランスが体を整える
ミネラルバランスが体を整える
天然塩に含まれるナトリウム以外のミネラルも体内で重要な働きをします。具体的なその働きを症状別にみてみましょう。
高血圧
血圧とは、心臓が全身に血液を送るために必要な圧力のこと。そして、この圧力が一定の値を超えている状態を高血圧といいます。一般的に、最高/最低が140/90mmHgを基準としているようです。
血圧は「血管中の血液量」「血管の太さ」「心臓の力」の3つの要素によって変化します。ナトリウムは水を引き寄せる性質を持っており、ナトリウムが体内に増えると体の水分量が増加します。この時の体の水分量増加≒血液量の増加となるため、血圧が上昇します。
そしてこの増えすぎたナトリウムを排泄するのに必要なのが、天然塩に含まれるミネラルの一つであるカリウムです。カリウムによってナトリウムは尿として排泄されるため、上昇した血圧は低下し、あるべき状態に戻ります。
むくみ
ナトリウムの水を引き寄せる性質により血管内の水分が増えることで、その余剰分が血管壁から血管外へ染み出たものが皮膚の下にたまった状態がナトリウム過剰摂取によるむくみです。
これも天然塩なら、ナトリウムと同時にカリウムを摂取できるので、過剰な水分やナトリウムはスムーズに尿として排泄できます。そのため、血管内の水分が極端に増えることもなければ、それが染み出してしまう事もなくなり、むくみも起きにくくなります。
足がつる
就寝中や起きがけに足がつるという方がいらっしゃるのではないでしょうか。
足に限らず、「つる」というのは筋肉が痙攣している状態です。では、なぜつるのかというと、冷え、疲労、水分不足、ミネラルバランスの乱れ…といわれています。
ここでも出てくるのが「ミネラル」というワード。その中でも「つる」のに特に関係しているのがマグネシウム、カリウム、カルシウムの3つのミネラル。もちろん天然塩にはこの3つも含まれています。